
こんにちわ! AI FORUM
2023 年 5 月 31 日
2023 年 5 月 31 日
<本日のテーマ>
技術書典14絶賛開催中!
目次
- ネタ
- [7:00 - 8:00] パート1 技術書典14
- [8:00 - 9:00] パート2 AIフォーラムは自由にする
- 今日のおわりに
- 総合目次
- (こんにちわ! AI FORUM トップ)
YouTube のアーカイブ・ビデオはこちら
パート1
技術書典14
絶賛開催中!

サークル・プロジェクト
『ZAM 季報 VOL.3』
『ZAM 季報 VOL.3』
個人プロジェクト
『エッセイ 音楽と数理
ポッドキャストは自由にする』
『エッセイ 音楽と数理
ポッドキャストは自由にする』
- これまでの進捗
- 無事、書き上げました!
エッセイ 音楽と数理 ポッドキャストは自由にする(抄) - 諸般の事情で、あまり大々的に宣伝するのが憚られるので、
(小さな声で言いますが)
興味があったら、
是非、
お手に取ってみてください!
「諸般の事情」とは……
- なんだかんだと、この4月、5月は、
3つの出来事が同時に起きた
1つ目 - 憚られる理由
- 坂本龍一さんが亡くなったこと
- みんなが予感していたことで、それぞれに心の準備はしていたことだと思いますが、
それがいつやってくるのかは誰も知らなかったこと - 今回、このエッセイ集の副題を
ポッドキャストは自由にする
Podcast macht frei
- 「音楽と数理ポッドキャスト」の中でも、
途中になって、やっと、
ぼくが坂本龍一のラジオから受けた影響などを述べて、 感謝の気持ちを表明してきた理由 - 自叙伝『音楽は自由にする』を買って、読んだのも、そういう気持ち
- そのように、ある意味、「急いで行動した」理由は、
追悼ビジネス、糞食らえ
- ある人に対して感謝の気持ちを述べるならば、
亡くなった後ではなく、
生きているうちにするべきだと思ったから
- ある人に対して感謝の気持ちを述べるならば、
- このエッセイ集を、このタイミングで、どうしても出す必要があったのは、
彼が今、亡くなったからなんだけど、 - 同時に、「反追悼ビジネス」という考えを持っているので、
(それは今も全く変わらずそう思っているので)、
今ここで、こういう文脈で、「僕の本を買ってください」とは言えないし、
言いたく無いという気持ちがある- だから、僕の気持ちの上では、
純粋に僕の作ったモノとして「買ってください」という気持ちで言うことで、
折り合いをつけている(つもり)
- だから、僕の気持ちの上では、
2つ目 - よいこと
- 「音楽と数理ポッドキャスト」が4月8日で
1周年を迎えました!
- この1年の歩み
- S01E01 〈Music+Talk〉音楽と数理とは(All of You)
- S01E02 〈トーク〉最近の読書から – 意識と俳句と道元と
- S01E03 〈ショート〉LA LA LA in F
- S01E04 〈Music+Talk〉自分でリクエスト – 日本のポップス特集
- S01E05 〈裏〉日本のポップス特集 – 自己解説
- S01E06 〈ピアノ〉プラクティス・セッション – 2022年春のわたし
- S01E07 (English) Hello, World!
- S01E08 〈トーク〉人生の定理 – エマソン「自己信頼」
- S01E09 〈ショート〉ぼくの趣味 – 種から育てる園芸
- S01E10 〈ピアノ〉今日の練習 – 新レパートリー Golden Slumbers
- S01E11 〈Music+Talk〉ジャズの新潮流 – 鼻歌系特集
- S01E12 〈裏〉ジャズの新潮流 – 鼻歌系特集
- S01E13 (English) Google I/O and Some Idea of WaoN Project
- S01E14 〈トーク〉近況 – コンダラとアカデミアとワクチンと
- S01E15 〈ピアノ〉最近の練習 – 譜面で学ぶ Porgy, Nardis, The American
- S01E16 (English) My New Gears and My Birthday and The Museum
- S01E17 〈Music+Talk〉シブリク特集
- S01E18 〈裏〉シブリク特集 – 追憶とアーカイブと同人誌
- S01E19 〈ピアノ〉最近の練習 – Twitch挑戦と転調と10th
- S01E20 (English) Noise Reduction and Community Economy and Planting
- S01E21 〈トーク〉2022年7月9日 – 日常を生きることと愛と平和
- S01E22 〈Music+Talk〉空耳特集
- S01E23 〈裏〉空耳特集 – 鼻ぺちゃと人生の基本とVulcan Salute
- S01E24 〈トーク〉復活、忙殺されず丁寧に生きること、
技術書典13、正法眼蔵と「竜とそばかすの姫」
- S01E25 (English) Busy 3 Months and Publishing Book on Amazon
and Matrix Multiplication - S01E26 〈Music+Talk〉Louis Cole 特集
- S01E27 〈裏〉Louis Cole 特集 – ブログとしてのポッドキャスト、音楽を感じる瞬間、
アンチ流行主義 - S01E28 〈ピアノ〉練習再開! – 新レパートリーは Louis Cole
- S01E29 〈トーク〉腰痛とブログと世界で本を売る話
- S01E30 (English) Recap of Japanese Episodes and DIY Planting and Community
- S01E31 〈Music+Talk〉My “2022 Recap”
- S01E32 〈裏〉My “2022 Recap” 今年の音楽の振り返り
- S02E01 〈ピアノ〉2022年の振り返りと、新レパートリー?
- S02E02 〈トーク〉2022年エピソード・ランキング年間ベストテン
- S02E03 (English) My 2023 New Year’s Resolution and Future with AI
- S02E04 〈Music+Talk〉ピアノ課題曲のお手本
- S02E05 〈裏〉ピアノ課題曲のお手本
- S02E06 〈ピアノ〉新レパートリーは坂本龍一?
- S02E07 〈トーク〉柄にもなく時事評論、など
- S02E08 (English) Coffee and Yeast and Paper Book
- S02E09 〈音楽〉坂本龍一特集
- S02E10 〈ピアノ〉 The Peacocks と Drop 2
- S02E11 〈トーク〉真剣なコミュニケーションについて
- S02E12 (English) A Week of Mid March, 2023
- S02E13 〈音楽〉カバー特集
- S02E14 〈ピアノ〉自分自身をトレーニングする
- S02E15 〈トーク〉祝1周年!音楽と数理🎼 ♾ ポッドキャスト
- S02E16 (English) Anniversary and Ryuichi Sakamoto and Voice Changing
- ここまでで
全48エピソード
- よく喋りましたね
- 今回の新刊
エッセイ 音楽と数理
ポッドキャストは自由にする(抄)
- だから「(抄)」です
- だから、あと34エピソード、まだ残ってる
- 全部入れたら400ページを越えますが、構成が完了したら、「(完全版)」として出しかも
3つ目 - 「ゴロン」と
- 『ポッドキャストは自由にする』のまえがきにも書きましたが……
- これは、「パート2」のはなしですね
- 一応、エッセイのあとがきに、オチではないですが、書きました
- 思い出しました。この本は同人誌とはいえ、値段のついた頒布物でした
- この「本当のあとがき」は、「買った人だけ」ってことにします。買ってね
パート2
AIフォーラムは自由にする
AIフォーラムは自由にする
あるいは
市來仕事やめたってよ
AI FORUM macht frei ?
- 引用元は、坂本龍一の『音楽は自由にする』です
musik macht frei
- 当初、この意味、というより元の日本語の「音楽は自由にする」の意味を取り違えていました
- つまり、これを
音楽、ぼくは好き勝手にやるよ
(坂本龍一という人のキャラが影響していた、と言い訳を) - しかし、このドイツ語を、グーグル翻訳さんに英訳してもらったところ
music makes you free
音楽は、
あたなを(みんなを)
開放する(自由にする)
- でも、ぼくは、坂本龍一は半分くらいは
オレはオレの好きに音楽をやるよ
(だって、ね。なら、なんで「音楽は、ぼくを、自由にする」にしなかったのか)
- つまり、これを
- というように、当初のぼくの理解は間違ってましたが、
それでも、エッセイ集の副題は
ポッドキャストは自由にする
Podcast macht frei
- さて、そこで表題のクエスチョン
AI FORUM macht frei ?
- 簡単な方から
- 間違いなく、「AI FORUM」は、基本、 ぼくが好きで勝手にやってきたプロジェクトだった
- 「AI Seminar」の頃から、そう
- ジェレミーがやってることを、ここで、ぼくも、やりたかった
- ピリオド
- さて、「AI FORUM」がぼくを開放してくれたかどうか?
- 新たなチャレンジだった
- そもそも、何かの旗振り役なんかできると思ってなかったし、 してこなかった(むしろ、避けていて)
- いろいろな道を開いてくれた
- イベントの主宰
- コミュニティ活動(および、その意義について考えたこと)
- 同人誌活動、およびそれを通して、
- (再び)コミュニティというものについて
- 出版というビジネスについて(および、ビジネスというものについて)
- 執筆について(モノを作るということ、ゼロから1にすること)
- YouTube 配信、ポッドキャスト配信
- 新たなチャレンジだった
Past, Present, and Future
- 「音楽と数理ポッドキャスト」
5月14日、15日収録、5月19日リリースの S02E20 英語回 - 各セクションを日本語にしてみましょう
- ハロー、ワールド!
- 仕事やめました
- 今年のゴールデンウィーク
- ぼくの最初のサラリーマンとしての仕事
- 日本の、学生の就職活動(の不思議)
- 「大事なこと以外、すべて些末なこと」
- 14年前
- コンピュータが、ぼくの得意分野
- MZ-80B – ぼくの最初のコンピュータ
- 英語はベーシックから学んだ
- プログラマーになること
- 研究は、ぼくの得意なこと
- パノラマ・カメラ
- 英語の略語、難しい
- パノラマ写真、昔話
- ぼくの最初のプロジェクト
- 本『Learning OpenCV』
- TensorFlow
- YouTubeで「ディープラーニング」を学ぶ
- ジェレミー・ハワードの “fast.ai”
- Computer Vision から AI への転換
- われわれの最初の AI アプリケーション
- 「AIフォーラム」
- コロナ
- 研究者 - ぼくの過去
- 流体力学は、ぼくの得意なこと
- 2023 年の今、ぼくにできることはなにか?
- 科学者は、その他すべての人たちと違う
- 未来のAI
- その心配なこと
- 手の遅いタイプ
- ぼくは何者か?
- 本『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
- ぼくの新しい「毎日の儀式」
- 太陽の元の散歩
- 本『Daily Rituals – How Artists Work』
- ぼくらの可愛いモンちゃん
- 歩くことを楽しむのではなく
- 走ることについて
- 深く考えることについて、説明はいらない
- 散歩でのチャレンジ?
- グーグルマップなしでの散歩
- あなたは何者か?
- あるエピソード
- テクノロジー依存症
- 暗記すること
- 現実の世界の中を歩く
- 金沢 - その迷路のような道
- 自分の頭を鍛えろ!
- ぼくは自由だ、しかし……
- 日本の労働環境
- ぼくにできることはなにか?(再び)
- とりあえず、週1のペースは守りましょう
- 最後にもう1つ、技術書典14
仕事探し
「できること」と「できないこと」
についての考察、その1
についての考察、その1
できないこと(やらないこと)
- できないこと(やらないこと)
- よく分かってないことを、分かったように言うこと
- 自分が正しいと思ってないことを、他人にすすめること
- マルチタスク
- 「要領がいい」と認識されること一般
- うむ、書いていて、自分でも思ったけど、
これは、使う側からするとかなり面倒なタイプの人ですね- 実際、過去を省みて思うのは、
ぼくは基本、放置プレイされてきたし、
そういう環境でないと生きていけないみたいだ - その代わり、放置されていても、きちんと働ける
- 実際、過去を省みて思うのは、
「仕事探し」の進捗
- 離職が決まってから今まで、具体的に、仕事探しをしたか?
- 準備段階です
- 言い換えると、「具体的に」は、アクションを起こしてない
- 準備段階です
- 仕事探しと、その他のタスク
- (先に述べたとおり)ついこの間まで、本を書いていました
- (今、ご覧の通り)このイベントを開催しています
- それは、
おかしくないのか?
- 多分、この状況で、他の人(普通の人)なら、
「仕事探し」を、- 「同人誌の原稿の締め切り」や
- 「コミュニティ活動のイベント開催」
- でも、ぼくは、この状況で、これらを先に進めてきた。
それは、どうしてか?
- 多分、この2つのことが、今のぼくにとっては、
同じくらい重要なこと
- 「同人誌の執筆」:この1年のぼくの考えてきたことの総決算
- 「AI FORUM」:ぼくの AI に関する活動の原動力
- その意味では、これも「仕事探し」の一環という認識だった (言い訳かな?)
- 1度「やる」と言ったことは、やり切っておきたい
- 途中までやって、中断したモノは、ほぼ全て、やらなかったのと同じになる (経験として)
- どんな形、どんなレベルでも、「完成」させないと、無駄になる(ゼロになる)
- そのおかげで、昨日、ようやく「エッセイ集」も完成した。
この出来事は個人的に大きいし、
この本の存在自体も、その意味は大きい - そして、今日のこのイベント
さて、今日は、どんな出来になるかな?
ぼくにできること
- ぼくにできること - つまり、ぼくの経験から
- アカデミアの経験
- 物理の博士号。
- プロとして10年以上。
- 一応、世界レベルの一流の研究グループで働いてきたと思う
- (足を洗って、14年経ちます)
- サラリーマンの経験(直近14年)
- プログラマ(エンジニア)として
- チームリーダー、プロジェクトマネージャとして
- 海外での就労経験
- 英語
- コミュニティの運営
- 英会話サークル、この「AI FORUM」
- アカデミアの経験
- ぼくの昔からある(今の最新の)ホームページ
(kichiki.github.io) - サラリーマン時代(プログラマ、エンジニア)の職務経歴
- 今、まとめてるところです(……って、ダメじゃん)
- 表に出してるものとしては……
あ、特許1つ、通りましたね、日本と中国で
Google Patent: 双眼立体視画像の提供方法、観察装置及びカメラユニット
- 「AI FORUM」のこれまでのリスト(の一部)
https://hello-ai-forum.github.io/pages/
ぼくがやりたいこと
- それは、一言でいうと
「人類のために働きたい」
- 先日、金沢でお世話になったある恩人を訪ねた時、誤解されました
- 10代や20代の人たちがいうフレーズとしてではなく、
ま、かつて世界を放浪したり、日本の地方都市でサラリーマンをやった人間として、 なんだけど - つまり、
自分の所属する
組織(あるいは企業(あるいは国))
のため「だけ」に
働きたくはない
- このことを100%実現しようと思ったら、普通のセンスでは、私企業では働けないのかな?
- もちろん、そんなことはないと思ってます
- 「よい」私企業は、「人類」のために、仕事をしていると思うので
- 仕事の内容は、もちろん
AIに関わる仕事
- 直近の(応用者としての)実務経験
- その前の、科学者としての経験
- アカデミアと実社会の両方を深く経験していること
- 英語を使えるので、世界の中で働ける
- という、個別の要素はあるけれど、
本質的には
人類を救いたい
- はい、いわゆる「AIによる人類の Existential Risk」ってやつ
- 数ヶ月前に認識した Eliezer Yudkowsky にはじまり、
最近の Goeffrey Hinton のはなしのこと
- 数ヶ月前に認識した Eliezer Yudkowsky にはじまり、
- 「そんなもの真に受けてるのか」と、ヤン・ルカンには言われそうですが
- 「真に受けてる」というか、
(核燃料の廃棄処理と同じで)未来の優れた人類が解決してくれる、
という考えに見えるので - それに、今、あと数日で55才
- 本気でフルタイムの仕事やるとして、10年以上、きちんとやりたい
- 今から10年の間に、 確実に、いわゆる「シンギュラリティ」(と呼ばれるもの)が起きるでしょう
- 今、いろいろ問題が指摘されている
- 今のぼくの仕事選びについて、
10年後に、自分自身で後悔したくない - そのことが、実際問題としては、一番大きいかな
- はい、いわゆる「AIによる人類の Existential Risk」ってやつ
- なので、
AIの「基礎研究」関連の仕事
- チャンスがほしいです
- そもそも、この分野は、万人にとって「新しい」分野だと思うし
- 自分の経験を生かせる部分はたくさんあるとおもう
- 蛇足:こういう、今のぼくの気持ちのムードを、背後でプッシュしてるのは、
もしかしたら、これかもしれない……(だとしたら、オレって結構、軽薄だな)
今日のおわりに
……
今後の予定
- 次回「こんにちわ! AI FORUM」は 2023 年 6 月 24 日(土曜日)開催の予定です。
- 気分を変えて、週末の土曜日に開催するようにしようかなと考えてます
- ご意見、ご希望など、お気軽に!
- フォーラム講演者、サークル同人誌活動への執筆者、絶賛、大募集中です!
お気軽にお問い合わせください!
総合目次
- 第1部 技術書典14
- 第2部 AIフォーラムは自由にする
- 今日のおわりに